前側の重要性について

ご覧いただきありがとうございます。あさひ快圧整体塾 代表の大石です。

今回のブログ記事は仰向け(前側)の重要性について解説したいと思います。
まずは、こちらの動画をご覧ください。

この動画の要点は

  • サラっとながしてしまいがちな仰臥(仰向け)の重要性について
  • 前側をほぐすと後ろ側がほぐれやすくなる

この2点となります。
以前、お客として施術を受けに行った際に60分コースのほとんどがうつ伏せ、またはうつ伏せのみだったということがありました。

この動画で話しているようにうつ伏せが重要な場面があります。その一つは単純に前側をほぐしたいとき。

この場合は、前側が表に出ているので仰臥が最もやりやすい体位となるのは当然なのでうすが、もう一つが仰向けではほぐれない時です。

例えば『腰が硬くてどうしようもない。お客様の主訴も腰の場合は腰に時間をかけてしまう』そんな事はないでしょうか?
この場合、腰はやるだけ時間の無駄な事が多いです。
正確に言うと今、その場所をやるべきではないという事です。

腰に時間をかけるよりも足や背中に時間をかけた方が効率的です。

そしてここで重要になってくるのが仰向けです。
動画でも少し触れていますが、大腰筋。ここは腰と名前がつく筋肉なのですが、背骨の周りにある深層筋となるため背面からは触れる事が難しい筋肉となります。

しかし、前側からはアプローチが可能です。また、鼠径部や足の前側にも腰をゆるめる可能性が高い部分もあります。
このように、背面部を緩めるためにも前側を緩める必要性が出てきます。

うつ伏せに頼らない施術を心がける

仰向けの重要性について解説したところで話を始めに戻します。
60分コースでうつ伏せのみやほとんどうつ伏せで行うというのは非常に勿体無い事だと思います。
うつ伏せの手技がメイン、または仰向けや横向きが不安だというならば最初に仰向けを10分行ってからうつ伏せにするのも一つの手段なのではないかと思います。

先に解説しているように、これによって背面がほぐれやすくなります。
それからは得意なうつ伏せで思う存分やってみるといつもほぐれない部分がほぐれていたりする事もあります。

ちなみに私は何分コースだろうとうつ伏せは30分までと設定しています。
頭から足の先まで、30分。片側15分ずつですが、これだけあれば全身触る事が出来ます。
その後に横向きと仰向けを状況に応じて時間配分をしています。

こちらの方が重要そうであれば仰向けは15~20分で終わらせてしまう場合もあります。
どうしてもうつ伏せに時間がかかる場合もあると思いますが、それは恐らく無駄な時間が多いのではないかと思います。

はじめに解説した通り、今やるべきではない場所というのは結構多かったりします。
その場所を省いて今必要な場所だけを行えば20分くらいで全身を触る事が出来るようになります。
残りの10分でその中で特に凝っている部分に時間をかければ30分です。

恐らくですが、60分のほとんどをうつ伏せでやっている場合と効果は変わらないと思います。
いきなりは難しいとは思うのですが、仰向けや横向きにも時間を使ってみるようにしていく事で施術の幅がぐんと広がるのではないかと思います。

こんな時間配分についても講座では解説しております。

興味のある方はぜひお問い合わせくださいませ。

※この記事は2019年2月4日に公開し、2022年9月22日に加筆・修正をして再投稿しました。