施術においての下肢の重要性(地面反発力・軸足)

こんにちは!あさひ快圧整体塾 塾長 三好です。

 

今回は、講座で指導している内容の中でも重要な項目「地面反発力・軸足」についてお話したいと思います。

 

 4つ目の特徴!

「下肢の使い方」

過去にもホームページ上や大石先生のブログにもちょこちょこ、この「地面反発力・軸足」などについてふれる内容がありますが(軸足については今回説明します)、

また少し違った角度からお話出来たらと思います。

施術において、「押す」と言ったとき手の力で押す、または自分自身の体重を乗せて押すと言ったケースが多いかと思います。

ですが、当整体では体重移動後に行う、地面を踏む、もしくは踏ん張る力を利用することを重視しています(地面反発力)。

つまり足の使い方をすごい意識して使うわけです。

あまり足を意識して施術を行うというのは少ないかもしれませんね。

この「地面反発力」もっと分かりやすい例としては野球のスイングとかゴルフのスイング、もしくはボクシングのストレートのパンチをくり出すときの動きがイメージしやすいかもしれません。

これらの動作は一見、手の動きが一番大事なように見えるかもしれませんが、体重移動後に踏ん張る動作がすごく重要となっています。

踏ん張ったときに、生まれる力がいわゆる「作用反作用の法則」の反作用の力ですが、その反作用の力を最大限に利用し、身体の連動を通し、手のパワーと繋げているわけです。

そして軸足についてのお話ですが、

 

有名選手のイチロー選手、この前YouTubeの動画を見ていたのですが、スイング時は、前足をほぼ軸に打球を打っているそうです(実際そう話していた)。前足軸足タイプですね。

 

そして、アメリカ人のメジャーリーグのバッターに多いのが後足軸、後足軸足タイプでいかにも後ろに体重を残すタイプで松井秀喜選手(後足に体重残せと言っている)もそのタイプかもしれません。

 

で、落合博光選手やバリーボンズ選手などは真ん中中心軸タイプだと言われています(バリーボンズ選手は両足で打てと言っている)。映像など見る機会があれば、打球が当たるときにどちらの足にグッと体重が乗っているか意識してみると良くわかると思います。スイング時に、後足にも前足にもほぼ均等に乗った状態ですね。

この考え方は、プロ野球の中では、どれが一番すぐれているというより、それぞれの選手の体格や性質により向き不向きがあり、何を目的とするのかによって(打率なのか飛距離なのか)、体重移動を選択しているようです。

ゴルフだとインパクト時、前足7で後ろ足3という体重配分というのを聞いたことがあります。

ボクシングなんかでは、練習シーンで、コーチに「踏み込みがアマーい!」って指導受けてるシーンもありますね。

このようにどんな競技も足の使い方がとても重要になってきますし、それぞれに軸足をどのように扱うのかは各競技、各競技者にとって重要命題なわけです。

武道なんかでは、「後ろ足が命」ぐらいに言われることもあります。蹴りを行うにも、軸足しっかりしていないと蹴れないですしね。

当整体で指導している技術は、実は武道からの技術の転用です。腰の回転という身体の使い方もあります。ほぼ武道の身体の使い方からの転用ですが、日本の古い指圧師が発案した「支え圧」などそれらが加味された技術となっています。

当整体では、体重や腕力など自身がない方でも、しっかり行えるということを標榜していますが、この武道の効率的な身体の使い方が根本にあるのからそのように自信を持って言えるわけです。

話を戻しますと、武道の体重移動、体重の荷重のかけ方は前後左右が均等というのが非常に多いです(とにかく真ん中に立つ!)。

両足をしっかり地面につけることにより強力な軸を作ることが出来るからです。片足で軸足をつくる考え方ではなく両足で軸足をつくるのですね。身体の中心軸、体軸ということになります。

驚くことにバリーボンズ選手も武道のことは勉強していてこのあたりのことを言及していたのをYouTubeで見たことがあります。

そうなんです!当整体で重視している身体の使い方、体重移動はこの前後左右均等(両足で軸足をつくる)に重要エッセンスがあるんです!

①地面からの反作用の力を利用するため

 ※両足のほうが強く踏める・前足で踏ん張ることで

 後ろ脚で蹴る動作ができる

 

 

②強力な体軸をつくるため

他にもありますが大きく取り上げたらこれら2つです。

Asahi整体塾で上げている基本手技の動画もありますが、見てもおそらく地味過ぎて分からない、気付かない方も多いかもしれませんが、原理原則としてはそういう動きであり、そのあたりを意識して行っています。

それが一体施術に関係あるんだ?と思われる方がいらっしゃるかと思いますが、すべてはツボにしっかりアプローチするためです。

急がばまわれ。

先のブログで上げた、脱力する意識や、支え圧、下肢の使い方など他にまだいくつか要素がありますが、これらもすべて建物を支える屋台骨です。それらのパーツがすべて機能し、かつ統合してはじめて、ほんとの"ツボ押し"が可能となってくるわけです。

今回は足の使い方の重要性、地面反発力・軸足についてはお話させていただきました。

ホントに文章などで説明するのが難しいと感じるのですが、実際身体を動かしなが説明してやると、すっと府に落ちることも多いです。

当整体は武道ではないですが、この身体の使い方を学ぶと、とても実生活でも役に立つ、快適に生活する上でもプラスになったりします。

ぜひご興味ある方は当Asahi整体塾まで!

今回も最後までお読みいただきありがとうございます!

※この記事は2021年12月15日に公開し、2022年10月17日に加筆・修正をして再投稿しました。