ツボ押しで重要な指は親指じゃない?!
あさひ快圧整体塾 塾長の三好です。
今回も引き続き、整体塾で指導しているツボ押し整体の特徴についてお話したいと思います。
3つ目の特徴!
「支え圧」
ツボ押しは、親指より他四本の指のほうが大事!?
ささえあつ。と呼びますが、当整体では、これを非常に重要視しています。
ツボ押しは、主に親指(拇指)で行うことが多いですが、親指以外の人差し指から小指までの四本の指を最大活用したものを支え圧と言ったりしています。
支え圧を使うとどんな効果があるのか?
①テコの原理が生まれ、腕力や体重に頼らず効果的に押せる(強く、深く押せる)
②副交感神経優位の圧になる(尖った圧にならず、かつ相手に必要以上に重苦しさを与えない)
①に関しては、一般的に強く押そう、深く押そうとすると親指に出来るだけ体重を乗せようとすることが多いです。普通に考えたら、四本の指に体重を乗せてしまうと圧が弱くなってしまうと考えます。ですが当整体では、親指と四指の体重乗せる割合は、4:6(親指:四指)です。

つまり四本の指のほうに多く体重を乗せるよう指導します。なぜそのようなことが可能なのか?それは、四指がテコの原理の支点となるからです。親指そのもので直接押すという考えではないのですね。

これにより下肢からの地面を踏ん張ったときの力も利用できるようになります。
※地面反発力というものですがこちらも当講座で非常に重要視していますので、また別の記事でお伝えしたい思っています。
作用反作用の法則の観点からも体重だけで押す場合は、実はある程度押し返されているのが実状で、深く押すということでも、この支え圧が非常に重要になってきます。

②に関しては、人は一点で刺激を感じると交感神経優位なる性質があります。尖ったものが刺さる感じで、攻撃されてると感じてしまうわけです。ですが、四指を使うことにより、どこを刺激されてるか分かりにくくなり、この作用が副交感神経優位の圧となります。どこを押されているかわからない。それって良くない。と思う方も多いかもしれませんが、当整体ではこれが正解となるのです。
相手に重さを与えない。というのは、重苦しさを与えないという意味です。講座では出来るだけ体重を乗せないように押す。と指導しています。
かなり???だと思いますが、支え圧を使うとそれが可能になります。
施術を受ける人は、ベッドでうつ伏せでも仰向けの状態でいるときも全体に重力がかかっています。その上に施術をする人の体重を乗せるとなると、二倍体重がかかるような感じになります。それが受けての重苦しさを与えるわけですね。

ですが、支え圧を使うと相手の体重も自分の体重も乗せる割合がかなり減ります。言葉で説明するのに限界がありますが、空中に浮かせて押す。みたいな感じです。無重力状態をつくりあげる感じです(実際には無重力ではないですが…)。この状態をつくりあげて押すというのが一番究極の本質とも言えるかもしれません。

支え圧。非常に奥が深いです!出来るだけ簡単にお伝えしようと思っているのですが
どうしてもこの項目は内容がギュっとつまったかなり濃い内容なので…今回はかなり難しい内容と感じたかもしれません。
実際、身体を動かしながらの説明がないとなかなかピンとこないかもしれませんし、動きの原理は順序立てて理解する必要があります。
しかしながら、支え圧が分かって、出来るようになるともう免許皆伝かもと言うほどの最重要項目とも言えます!
まだまだ説明が必要なのですが、詳しく聞きたい方はぜひ講座のほうまで!
今回もお読みいただきありがとうございます!
※この記事は2021年12月2日に公開し、2022年10月17日に加筆・修正をして再投稿しました。