パートナーがいない時にも1人で練習が出来て、確実に技術が身につく方法
こんにちは。あさひ快圧整体塾の大石です。
整体の施術をするうえで普段の練習の積み重ねが必要不可欠で最も重要な事と言えると思いますが、練習のパートナーがいない時に困った事はありませんか?
今回は私がスクールで習っていた頃に実践していた【パートナーがいない時にも1人で練習が出来て、確実に技術が身につく方法】をお伝えさせていただきます。
練習相手がいない時には『枕押し』を繰り返す事が近道
施術は基本的に人にするものであり、練習の対象として『人』が必要となりますよね。
「モデル」と言ったり、「台」と言ったりすると思うのですが、
誰も手が空いていなくて「練習をしたくても出来ない」、
「1人で何をやったらいいのかわからない」
と思った事はありませんか?
そんな時に1人で練習が出来る方法をご紹介いたします。
それは『枕押し』と呼ばれるものです。
枕押しと聞いてどのようなものを想像されましたか?
「枕押しなんだから枕を押すのかな?」そう思った方は正解です。
枕押しというのは野球やゴルフの素振りのようにフォームの確認のために行う反復練習の事です。
枕を対象の人と見立てて押圧の練習を行うという事です。
寝具の枕を使用してもいいのですが、枕だと柔らかく押圧の感覚が掴みにくいのでタオルを重ねたものを枕と呼び、それを人と見立てて練習をする事が多いです。
枕の作り方
枕押しに使用する枕の作り方はとても簡単です。
- バスタオルを5~6枚用意する
- 適度な大きさに折りたたむ
- 折りたたんだものを重ねていく
- バラバラにならないように紐のようなもので結んでまとめる
たったこれだけです。
枚数は重ねた時に実際に人に施術をする時と同じような高さになるくらいの枚数であれば大丈夫です。
あとはお好みの高さに合わせて調整をしてください。
枕押しでひたすら基本を反復練習
枕押しをする事で施術中のフォームを自分の体に染み込ませる事が出来ます。何事も基本が大事です。
基本的なフォームを染み込ませる事で無理な負担をかける事なく施術が出来るようになります。
1人で枕押しをして納得したものを自分のものにして、気になる事が見えてきたらそれを先輩に聞けば先輩も何を教えればいいのか明確になりわかりやすくなります。
自分で何がわかっていないかを理解していなければ、相手も何を伝えればいいのか困惑しましまいます。
自分がわからないことを理解するためにも枕押しで基本を身につけるのは重要な事だと言えます。
指を強くする
枕押しをするもう一つの理由が『指を鍛える事』です。
どんなに体重移動が上手で体の負担のロスを少なく押せたとしても肝心の指が耐える事が出来なければ何の意味もありません。
ツボ押しの施術には
お客様の体の硬さに打ち勝つパンチ力よりも 自分の体重を支える耐久力の方が重要となってきます。
ですので、ググっと押し出す力を鍛える必要はありませんが体重を支えるための指の強さを鍛える必要があります。
指の強さは一朝一夕で鍛える事は不可能です。ですが、難しい事でもありません。
毎日毎日繰り返し枕押しをしていけばいいのです。
1日何回と回数を決めてしまうと飽きが来てつまらなくなってしまうので、お客様の体をイメージしてほぐすイメージで枕押しをしてみてください。
そうすればイメージ力がプラスされるのと指を鍛える事が出来て一石二鳥です。
それぞれの指の形に適した方法
反復練習が必要とお伝えをしましたが、やみくもにやればいいというわけではありません。
ご自分の母指(親指)をピンと伸ばしてみてください。
後ろに反り返る人と、垂直から全く反る事が出来ない人といるかと思います。
指が反る人(甘手)と指が反らない人(苦手、辛手)では指の鍛え方が異なってきます。
講座では各々の指に適した最もロスの少ない方法をお伝えいたしております。
他にも気になる事がある方はお気軽にお問い合わせください。
※この記事は2018年11月6日に公開し、2022年9月18日に加筆・修正をしました。