TAOツボ押し整体での施術時の体重移動の考え方
こんにちは。あさひ快圧整体塾 塾長の三好です。
前回の記事の内容に引き続き、講座でお伝えしている当整体の2つ目の特徴についてお話したいと思います。
前置きに、くどいようですが当整体は、ツボ押し整体ですので、ツボを認識し、しっかりアプローチ出来なくてはなりません。ですので講座ではまずは、ツボにアプローチ出来るための内容がメインとなっています。
2つ目の特徴!
(体重移動後のバランス・前後左右均等になる)
微妙だけどすごい重要な要素!
ツボ押しは必ず体重移動が必要になってきますが、体重移動(完了後)の体重の配分が全て均等(前後左右)になるのが特徴です。左右均等なのは、例えば、右や左に片寄ると圧力の方向が斜めに侵入してしまい正しい方向に押せないからです。
前後の体重配分については、かなり特徴的ですが、これも均等になるように指導しています。親指に体重を乗せて押すとなると目一杯前方に体重を乗せて行くものですが、後ろ足のほうへの意識をとても大事にしています。
理由としては、地面を踏ん張るときの力を利用するためです。前のめりになると(前体重を多くした場合)、手や肩にも力が入りやすくなるというのもありますし、押し込むような押し方になって良くないというのもあります。ツボを認識するために両足の地面接地が非常に重要にもなってくるからという理由もあります。
なかなか文章だけではイメージしづらく難しい内容ですよね…。
例えば、野球やゴルフなどのスイングをするときに、どちらか片足にしっかり体重を乗せてからもう一方の足へ体重移動させますね。そのときの体重配分のようなことを意味します。


スポーツ理論では、後ろ足から前足に体重を着地させたときの体重配分は、前足に多く乗せるとか後ろ足に多く残すとか諸説あるようですが、当整体の技術は、ぴったり50:50の半分です。他、イメージとしては前後の体重移動ではないですが、お相撲さんが高く足をあげて四股をふむシーンがありますが、これにも近いものがありますね。

つまり、体重移動とは言いつつもかなり中途半端な体重移動の動作になります…。
これが出来るまでに、かなり訓練が必要なのですが、非常に重要なポイントとなっています。
※体重移動や重心などについて考えることは、どんなスポーツや武道など身体を操作する上では重要なことです。
ツボを押す、身体を押すことにそんなことが重要なのか?「押す」だけならそんな面倒なことを考えなくても良いのではないかと思うかもしれません。
ツボ押しは、根本的に筋肉の揉みほぐしとはまったく原理原則が違いますので、正しく押せるためには、そういった訓練が必要となるのです。
ここまでお話しましたが、以上の文章のみで、なかなかピンと来た!という人は少ないかもしれません。理論的には、明確なのですが、言葉で説明するのが難しいところがありますので…、しっかり学びたいという方は、講座で直接ご指導出来たらと思います。
また次回のブログでも講座での重要ポイント、特徴についてお話していきたいも思っています。
いつもブログを見ていただきありがとうございます!
※この記事は2021年11月17日に公開し、2022年10月17日に加筆・修正をして再投稿しました。